このレビューはネタバレを含みます
とりあえず、公開から2日目の朝イチ鑑賞、という記録のみ。
いろいろ整理してから…
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大筋では分かったような気もするが、ストーリー的にはもっと多くのメッセージがあったように思う。そこは消化しきれていない。ただ、確かに壮大な宮崎ワールドであり、既視感も含めて御大の最終章に相応しい世界観があったように思えた。
自分が力を持った世界を引き継ぐ立場にあった場合、その世界を守ることを選択するのか、或いは力の及ばない理不尽なことも悲しいこともあるが友人もいる世界を選択するか?あなたならどちらの世界を選択するのか?というのが眞人への問いだったように思う。
主人公の眞人の答えは、御大の望むものなのか?
結果的にあの世界が消えてしまったが、それは何を意味するのか?
元の世界に戻った(元の世界を選択した)君たちは、どう生きるのか?というのがタイトル通りの問いなのか?
また、戦時中という時代背景、母の死、継母との関係などは、御大自身と重なるのか?
大叔父が御大ということなのか?
老ペリカン の言葉の意味は?
隕石と石の力。
青鷺とペリカン とインコ。
水と火。
妊娠と出産。
生と死。
上の世界と下の世界。
時間軸、マルチバース。
13の積み木。
婆やたちとお守り。
戦争。
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鑑賞から2日経って、多くのレビューを目にして思うことは、
これは、
これからのアニメ界を継ぐものへのメッセージであり、これまでのジブリ作品のファンへの感謝でもあるような。
そして、世界での争いが身近になりつつある中で、これからを生きる若者に対して、選択を間違えるなというメッセージなのかもしれない。
何だろう、ちょっと泣けてくる。
深い。