ただひたすらに自分にある〖 ジブリの記憶〗と答え合わせをする時間だった。
自己解釈になるけど、
【⠀君たちはどう生きるか 】
のタイトルはこれからの私たちにかかる君たちに感じた。
まぁ何を書いても私の自己満にしかならんけど!
この作品の創造主である宮崎駿監督が、自分で作り上げたジブリの作品を崩すように宇宙の中に積み木が散らばったのを見て、本当に本当に終わりかもしれない。最後の作品かもしれない。
この君たちをもってして、全部終わった後に、ジブリに育ててもらった私たちがどういう大人になっていくか。
水が重く描かれているのを見て、あぁこの水だとか、雲の隙間から差し込む光だとか、デジャビュチックなセリフ、構成、構図。
全部全部見覚えがある。
夢の中でみたジブリがずーーーっと124分続く。
しょうがないなって思う。
どうしたって子供の時から、トトロに会いたかったし、ほうきにまたがったし、好きな人と早朝2ケツしたかったし、動く城に住みたかったから、私たちは一生、宮崎駿監督の子どもたちで育つ。
最後のアオサギのセリフにどうせ忘れるってのがあった。
子どもの時の記憶が曖昧になって忘れられていくようなことがあっても、大人に生きる今に凄く刺さる言葉だった。
この5.0の評価も、正直分からん。
でも5.0なんよ。わからんけど。これが私の中のジブリそのもの感。
物足りなさがないぎゅうぎゅうの1本。
静かに米津の声で流れる青いエンドロールを見ながら、今映画館で令和にジブリが見れている衝撃に感動して、目が痛くなった。
みんなに面白かったよ、これいいよって勧めるんじゃない。
ジブリと育った人間にオススメする。