きのはる

君たちはどう生きるかのきのはるのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

正直星3は付け難かったんだけど作画の美しさとこれまでのジブリの功績への敬意、そして眞人さんの偉丈夫系美少年を讃えて星3つ付けます。インコとのバトルをメインにしたら4つ付けてたかもしれないです。実際あのインコは良かった。可愛さとシュールさが同居したマスコットキャラになり得る存在。それとなんだっけね、あのフワフワのやつ。もののけ姫に出てくるコトダマをキュートにした感じの。あれもっと出て欲しかった。あと魚の解体をもっと長く尺取って欲しかった。内臓がうわーって出てくるところが良かった。
ストーリーはあるようでないし、ないようである。だがストーリーそのものは面白くない。バースデーワンダーランドを見ていた時と同じ苦痛を感じた。日常の話なのか冒険の話なのかもっと早い段階ではっきりさせるべきだった。長い。前半削ってもっと早めに夏子さんを探しに行けば評価は変わった。140分は長い。だが冒頭の火事のシーンは良かった。走るシーン、全体的にスッゲーぬるぬる動いて良かった。
余計なことは喋るのに喋ってほしいことは全然喋ってくれない。例えばお母さんのサインが入った本を眞人さんが見つけたとき「お母さんの字だ…」とかわざわざ声に出して言わんくても分かってるし、そのくせその本「君たちはどう生きるか」の内容は全然説明してくんない。どんな内容の本なのか分からんとあんたが泣いた理由も分かんない。その本が後々の冒険パートの伏線とかになってりゃ良かったのに。
お父さんってさお母さんの妹(夏子さん)とお母さんが存命中から関係持ってたの?その辺突っ込まれると思ってたんだけど、結局唐突に子供産まれて終わったし…
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