死刑囚の“最期の食事“を30年間作り続けた女性の最後の仕事。
刑務所でも食事が出るんだから勿論誰かが作ってるんだろうとは思うけど、あまり考えたこと無かった視点の映画で良かった。
人を殺した人間にわざわざ豪華で美味しい食事を用意する彼女に反発する周囲……
しかし、彼女の「私も昔はそうだった」という台詞から元々は彼女も死刑囚に望み通りの食事を作ることに疑問を抱いていて、でも疑問を抱いたまま30年も作り続けるのがしんどくなって今のような考え方に至ったのではないか。
あの切実に祈る感じからも、単なる優しさから来ている行動とは違うような気がした。
死刑執行前に最期の食事として好きなものを頼めるのはこの州では今では廃止された制度らしいが、賛否どちらの意見もわかるなぁと思った