おなべ

最後まで行くのおなべのレビュー・感想・評価

最後まで行く(2023年製作の映画)
3.6
◉最後まで、本当に最後の最後まで行く。

◉とある事件をきっかけに、陰謀に巻き込まれていく災難な刑事と、それを追う謎の男。2人の男が繰り広げるノンストップクライムサスペンス。

◉4ヶ国でリメイク作品が制作されている韓国オリジナルver.『最後まで行く』を、『新聞記者』『余命10年』の《藤井道人》監督が日本リメイク。

◉韓国ver.と違って若干エンタメ寄りの印象。ストーリー展開も若干違い、終わり方も違う。個人的には、役者の好演と、より緊迫感の感じられた韓国ver.に軍配。エンタメ性を入れ込んだ結果、本作の魅力である緊張感が薄れ、感情移入しづらくなってしまった感がある。脚本も、黒幕が徐々に明らかになる韓国ver.の方が楽しめた。

◉《綾野剛》のネジの外れた怪演が見どころ。と言うより、おそらくアレが甘いマスクの下に隠れている本性なのかと…(※個人の見解です)。
「演じている」のではなく、「素」なのかも?











【以下ネタバレ含む】












◉お通夜の駐車場でのシーン。狂ったように主人公をぶん殴ってたけど、その割には全然顔が腫れてない違和感。めちゃくちゃパンチが軽いだけなのかもしれない。
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