RayMasuda

怪物のRayMasudaのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

1つの真実であっても
断片的な情報と人の捉え方によって
色々な見え方ができることを
映画を通じて改めて実感させられた。

スポットが当たった母親、先生。子ども
誰も悪意は無かったが、
序盤は先生含む教師陣がとんでもない大人に見えてしまった、(是枝監督の意のままに。笑)
悪意があったのはクラスメートだけ。

・断片的な情報だけで物事を判断しない
・子どもとコミュニケーションを取る時間はしっかりとる
2点改めて留意して生活しようと考えさせられた。

余談だが、シングルマザーだからといって否定する訳ではないが
やはり1人で仕事、家事、育児を行おうとすると、時間的にも、体力的にも子どもの話をゆっくり聞く時間が割けず
本作のような結果になることは往々にしてあるのではないかと。。。


エンディングでは、子ども2人が
しがらみのある世界から解放され
叫びながら走っているシーンで終わるが

きっとこの後は、
愛する友人は、転校してしまい、
主人公は相変わらずな元の世界に引き戻され、、
今後の事を想像すると、やるせない気持ちになる。

音楽含め素敵な作品でした👏👏
RayMasuda

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