複数の人物視点での物語が交錯していく。
ストーリー構成と、違う人物視点で描かれる伏線回収の見せ方がすごく上手い。
（怪物の正体は誰やろう？）って先入観がある状態で観だして、序盤からかなり引き込まれていった。
中盤からはそうやったんや！？の連続で止まらなくなる没入感。
個人的には中盤までかなりおもしろかったが終盤あたりでそっち系かあ！ってなった。
子供がいる親の立場でこの作品を観ていれば
どんな感情になるのか想像もつかない。
※↓ネタバレ↓※
依理は父親から虐待を、学校ではイジメを受けていた。
湊は依理と仲良くしていたら自分も標的にされるかもしれないと思う気持ちと、誰にも言えない友情(愛情)の葛藤に苦しんでる。
最終的には子供に大人が振り回されてしまった話。って解釈をした。
怪物の正体は何かって考えたら、人の心に生まれた“偏見”かなと思った。
母親(安藤サクラ)は湊が教師(瑛太)に暴力を受けたと思い込み。
教師は断片的に見えた部分のみで湊がイジメをしてると思い込んだ。
※↑ネタバレ↑※
