・あらすじ
大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日、学校でケンカが起きる。それはよくある子ども同士のケンカのように見えたが、当人たちの主張は食い違い、それが次第に社会やメディアをも巻き込んだ大事へと発展していく。そしてある嵐の朝、子どもたちがこつ然と姿を消してしまう…。
個人的には少し期待外れでした。
俳優さん達や子役の演技はとても良いし、話自体も面白いんですよ。
同じ事象を様々な視点からなぞる構造になってて、そこにメッセージ性があるのは承知なんですけど、俯瞰してみると、話が前に進んでいないように感じましたね。
これをどう思うかが今作の分かれ目かなぁと。
各視点から見せた上でハッキリした進展が無いと、ストーリー的には満足感に欠けてしまうような気がします。
教育の場も今は大変だろうなぁ。学校の先生ってキツそうです。今作を観ると尚更そう思います。
「怪物だーれだ」な話なんですけど、果たして怪物は誰なのか、そもそも誰かが怪物でなければいけないのか。怪物を作ろうとする心理が、怪物そのものかも知れません。
気になった方は是非✅
