やっぱり坂元裕二。さすが坂元裕二。
私は坂元裕二脚本に触れる度に自分がこの時代に生きれていること、彼の作る物語に胸を高ぶらせ明日を自分なりに生きようと出来ていることに誇らしくなる。自慢したくなる。
ちゃんと彼が伝えようとしている何かを感受できて、言葉ひとつひとつを大切にしたいと思えている私自身でよかったと安心出来る。
ましてや是枝監督との共同作品、坂本龍一さんの音楽、すべてが美しく優れすぎていて言語化するのなんか無理に決まっている。いや、勿体ない。
私が言語化してしまうことで薄くなってしまう。
1秒1秒無駄がない作品だからこそ感想なんか出てこない。
ちゃんと私の中にだけ刻まれていればいい。と、初めて思えた素晴らしい作品だった。
今だって言葉にしてしまってるのが勿体ないとさえ思ってる。
受け取ったものを独り占めしたいとギュッとしちゃう作品に出逢えてよかったです!