ミルバレー映画祭にて。
マイアミのトレーラーハウスに住む5歳のイズが海を見る夢を叶えるため小さな冒険をする。
厳しい生活のなか小さな子供がすぐ近くの「夢の地」に向かう雰囲気、ふんわりした世界に貧困や移民の現実を匂わせるあたりが「フロリダ・プロジェクト」と似てる。
かつて皆持っていたであろう豊かでユニークな想像力は大人になって失い、その現実は厳しいものだが、子供たちは無限の想像力と無邪気な行動力で見たいものを見て、やりたいことをやろうと元気なんだな。
その時を楽しむことに全力な姿を見ていると子供心に戻れると同時に、現実ばかり気にする大人になったなぁと感じる映画だった。