・ピッツバーグ郊外の町に一人で住んでいる初老の頑固者のオットー 妻に先立たれ仕事もクビ同然 自殺を決行しようとしたところ 向かいに引っ越して来たマリソル＆トミー夫婦に邪魔される羽目に その後も自殺を試みるがその度に中断され 図らずも親交を深めてゆく事に…的な内容
・スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』をトム・ハンクス主演でリメイク 流れはほぼ同じでしたが SNSのくだり等が今風になっていました
・本家の方を見た時に 最後 死んでしまうところまでを入れなくてもいいんじゃないか…と寂しい後味にそう感じたんですが、今回本作を鑑賞し 改めて(自分の命の幕引き)までを描いてこそだなと思いました 本作の主人公オットーもきちんと終活してましたしね
・(自分自身)をどう生かして喜ばせるか、楽しい会話をする、綺麗なものを愛でるetc…何でもいいんですが 寂しい毎日を送るのは結構勿体ない事だよなって思いました
・妻の思い出を綴るシーン、不意打ちのケイト・ブッシュ！「THIS WOMAN’S WORK」にグッと来ましたねぇ…
・あと ジャケット画で分かっていましたがトム・ハンクス この作品の為にウエイトを落としたんでしょうか？撮影時は65歳位？まぁそんなもんなのかな？ホントに死にそうに老け込んで見えて流石と言うか大丈夫？と言うか…(笑
・選ぶならば本家の『幸せなひとりぼっち』の方が独特の空気感みたいなものがあって好きですが どちらも甲乙付け難い良作品でした
