マッチングのあおはのネタバレレビュー・内容・結末

割と軽い気持ちで観られるかなと思っていたら、殺害方法や死体が結構怖かったり、心が痛くなったりなど、夜に観るべきではなかったなと思った。
特に車椅子の女性の足に板がはめられているところは鳥肌が立った。

個人的には斉藤由貴の演技がかなり光っていた。目の奥に光がなくて焦点があっていない感じが、愛を求めて精神的に行くところまで行ってしまっている人という印象を焼き付けるような演技で恐ろしかった。

ミステリーとしてもお話としてもツッコミたくなるところが多々あったり、説明されずに終わるところもあったり、そこが少し残念だった。話の展開としてもクサイなと感じ、製作側の意図が見えるところも少し冷めた。
またマッチングという題名にもあるとおりマッチングアプリの話であるはずなのに、あまりマッチングアプリが出てこない気がした。人間にはいくつもの顔があり身近な家族のことでさえ知らないことがあるのだから、マッチングアプリで出会う人には慎重にならないといけないということなのかな。

殺人など今作で問題を起こしている人は愛情を拗らせた人たちで、やはり愛を拗らせた親に育てられた子どももまた拗らせるのだなと思った。

そういう意味でみれば、いちばん大切なのは親とのマッチングなのかな。でもそうではないと信じたい。

ラストの締め方的に続編がある感じなのか。