無糖

零落の無糖のネタバレレビュー・内容・結末

零落(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

男が何を考えているのかわからない。
そう思う方にぜひ観て欲しい。

男という生態が
しっかり描かれており、
そういう意味ではためになる作品といえます。


この作品の風俗シーンがたまらなく好きですね。
初めにとても肥えている子が出てきて、落胆を隠せない主人公。
名前もユンボで思わず吹き出してしまった。
しかし、何でも肯定してくれる彼女に心地よさを感じてしまう主人公。


そんなユンボを再指名するも予約が取れず、代わりに来た子が猫のような目をしている女の子ちふゆ。
決して典型的な美人ではないが、非常に魅力的。

この子、やけに棒読みだなと思ったのですが、それも演技ということに後ほど気付きました。

このちふゆが非常にいいキャラで、
映画にもどんどん引き込まれていく。

そんなちふゆが風俗を辞めると聞くと、連絡先を聞き、挙句の果てには故郷まで付いていいきたいというストーカームーブ発動する主人公。
しかし、ちふゆも主人公に興味があったのか、OKしてしまう。

これ、もしゆんぼだったら連絡先の交換すらしてくれなかったでしょう。
ゆんぼは風俗のプロなのだ。

その後、ちふゆと上野で待ち合わせするシーンもよかったですね。
来るのか?来ないのか?
本気でドキドキしました。

そして、待ち合わせ場所に現れたのは、いつものセクシーな雰囲気のちふゆではなく、田舎娘全開な格好をした本当のちふゆ。

二人で故郷に帰り、散歩しながら何気ない会話をするシーンもとても好き。

男の妄想のようで、
現実にあるあるなお話。

この辺りのシーンはスコア5。
ここで私は映画を終わらせたくないのか、評価を下げたくないのか、
続きを観たくなくなり、一時視聴を中断しました。


そして数日後、視聴再開。
映画館では中々できない方法ですね。


想像通りというか、私の心の問題か。
故郷から東京に帰ってからは、少し尻すぼみな展開となってしまったが、全体的にとても良い映画。

富田が期待を裏切らないムーブをしたのはよかった笑


どんな映画か情報無しで視聴したのだが、浅野いにお先生の作品だったと後ほど知りました。

おやすみプンプンは名前しか知らないが読んでみようと思います。

もっと書きたいことある気がします。
いつか書き直したい。
無糖

無糖