すごく考えさせられた。この場合、死ぬ事を止めるのが正義とは思えない。
イギリスの植民地だった頃のナイジェリアの歴史ドラマ。ある種族では王が亡くなった1か月後の埋葬時、王の馬番は死後の世界でも仕えるため、一緒に埋葬されるのが伝統文化。彼が死ぬ為の準備が粛々となされていたのだが…
それは彼にとって誇らしい名誉であり、人生そのものであり、先祖代々の継承。まさにその厳かな行事が行なわれる夜、邪魔が入り…悲劇に。
ショックだった。植民地にされるという事はこんなにも屈辱感を味わうものなのか。
現地の言葉も心に響く、深く沁みる作品。