ゆっきー

Father Amine(英題)のゆっきーのレビュー・感想・評価

Father Amine(英題)(1950年製作の映画)
3.5
シャヒーンのデビュー作らしい。仲睦まじい家族のパパが心労で死ぬも家族の事が気になり幽霊になって家族を見守るコメディ。アメリカ映画の影響受けまくりで面白い。
ただ全体的にあっさりしていて、引き伸ばすべきところは引き伸ばして欲しかった。

例えば一家を救う小切手が人知れず家の床に落ちるのだが、家族の靴の裏にへばりついたまま歩き、詐欺師の隣人がそれを狙ってしゃがんで拾おうとする場面などアイデアは良いのだがあっさりしていた。
娘が金策のためにバーの歌い手になり歌唱場面があるなど、インド映画に通じる所がある。

あと折角の幽霊設定はもっとアイデアが欲しかった気がする。ジャンプで2回に飛び移るとこは良かったが…
詐欺師も「こっち側」にくるラストの超絶展開には笑った。

あと基本的にアメリカ映画なのだが、ドライブの場面でしれっと背景にピラミッドが写ってたりするのエジプトって感じで最高ですわ。
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