ブラムハウスのホラー映画です。
ジェームズ・ワンをプロデューサーに迎えた謂わばブラムハウスの本丸の様な映画ですね。
AI人形というのをホラー映画の題材に持ってくる辺りが流石に上手いです。
AIに関して恐怖を抱く事は有りますか？僕は正直言うと有ります。
特に昨今のチャットGPTやAIが作成した画像イラストなどを見ると、人間を脅かす存在になり得る可能性は存分にあります。
ホーキング博士が口酸っぱく人工知能の危険性を唱えていた事も僕の中では大きいです。
そんなAIへの恐怖心と人形という古典的なホラー映画に在りがちな物を合わせているのが、本作の上手さです。
また、ホラー映画としての演出なども古典的です。
だからこそ面白く観れるし、観客が観たい映画を作ってるなぁと感心します。
本作のM3GANという少女の容姿をしたAI人形。
可愛いからの恐怖という振り切ったキャラクターの面白さ。段々とグラデーションの様にホラーになっていくのも良いです。
M3GANが人を襲うキッカケになる場面はM3GANを応援したくなる所もありました。
人工知能らしい知能を活かして襲ってくるキャラクターとして、もう少し観たかったです。
人工知能が人間を襲ってくるなら、恐らくバックグラウンドで軽妙に仕組まれ気づいた時には詰んでる状況なんじゃないですかね🤔
