YasuhitoArai

レーチェル レーチェルのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

レーチェル レーチェル(1968年製作の映画)
3.6
ポール・ニューマン監督作品。
田舎の葬儀屋の娘レーチェルは、大人になってその地で母親の面倒を見ながら教師として生活をするが、日々の生活に満足しておらず・・・という話。

ポール・ニューマンが自身の妻ジョアン・ウッドワードを主役にして監督した映画。ワーナーの配給だけど、いかにもな劇映画ではなく、だからといってインディーズ的なドキュメンタリータッチもそこまで強くない。ただカメラワークが独特で、けっこう動き、フォーカスもかなり外したショットもあり、また人物を下から映したショットが多く、人物の顔のアップがかなり多い。

家に縛られた味気ない生活の女性が一歩踏み出し、男を知って人生が一瞬輝く的なストーリーで、女性的な内容。ポール・ニューマンは妻を主役としてこういう映画を撮影していて、どういった意図があるのだろうかと気になる。

グルの伝道シーンで、みんなの顔がキマリまくっていて、異様で怖くて面白い。その後のレズ展開ガチ拒否も面白かった。
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