サプライズ

猿の惑星/キングダムのサプライズのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
4.3
知恵と発展

この監督が実写版「ゼルダの伝説」を撮るのか...。こりゃ超期待できるな。一気に楽しみになってしまったぜ。

リブート版ではシリーズ第4弾、映画化作品では第10弾という膨大な映画シリーズなのだけど、あくまでそれは作品の立ち位置であって、舞台設定は前作「猿の惑星:聖戦記」から300年後であるため、完全初見でも全く問題なし。過去作を見ることに超したことはないだろうけど、このシリーズにハマるきっかけとして本作を見ても全然いいんじゃないかなと思えた。
そもそも、このシリーズってストーリーが重要視されているのかな?他では絶対に味わえない、壮大な世界観にどっぷりと浸かり、全身が熱くなるド直球のアクションを味わえるだけで最高とされる作品群なんじゃないかな? 深いこと考えずに、とりあえず見よ!

アバター大ファンにとっては、足をバタバタさせたくなるくらい最高の映画だった。異常と言える、圧倒的な臨場感と没入感。まさに、究極の映画体験。こんなの映画館で見ないなんて、超絶勿体ない!!!5年に1度レベルの大金をかけた超大作であるため、映像や音に特化したIMAXやDolbyとの相性ももちろん良いだろうけど、より作品に入り込むには4DXで鑑賞すべし。シートベルトしたくなるほど揺れるし、音圧との連動が凄まじくて息できないほど身体が震える!!! 《楽しい》を評価基準にするなら、「ゴーストバスターズ フローズン・サマー」と並ぶ、今年ベストの映画だと思う。

ベタな展開なんだけど、主人公の成長物語としてもなかなか面白い。今にも寝ちゃいそうな体力のまま鑑賞したのだけど、全く眠くならず、夢中で画面を追いかけていた。(4Dだからってのもでかいだろうけど)。どこまでが現実で、どこからがフィクション?ここまで来るとVFXを使っているのかすら怪しんでしまうほど作り込まれているし、アバター同様、本当にこんな世界があるんじゃないかと錯覚してしまうほどリアリティ溢れていた。
ノアも超いいキャラなんだけど、悪党が最高に悪党で、おかげでラストバトルの面白さが何倍にも膨れ上がっていた。悪はやっぱりカリスマ性が無いとなぁ。

良い所書いてたら長くなりすぎたけど...とにかく!猿の惑星知らないからな〜とか、ゴジコンで猿はもうしばらくいいよとか、そんなことは思わず、堅苦しそうという偏見を捨てて劇場に足を運んで欲しい!過去作を見たい!と思わせてくれる最新作って、映画シリーズの在るべき姿でしょ!また見ます😚

2024-137
サプライズ

サプライズ