ペコ

春に散るのペコのレビュー・感想・評価

春に散る(2023年製作の映画)
3.5
挫折した元ボクサーと、夢を見失った若きボクサーが、共に世界チャンピオンを目指す物語。王道のボクシング映画でありながらも、師弟関係やライバルとの対決など、人間ドラマとして見応えがありました。そして爽快感を感じさせる作品でした。ボクシングに人生をかける男たちの熱い気持ちや絆がよく伝わってきましたが、少々展開が早すぎると感じた場面もちらほら。瀬々敬久監督の作品にしては内容的に平凡な作りになっていた印象。
ラストの横浜流星と窪田正孝の試合シーンは本当の試合を見ているような臨場感がありました。バキバキの体に仕上げた横浜流星は本物のボクサーにしか見えなかった。スローシーンが多めだったしダサく見えてしまったのが気になりましたが…。ラストシーンでタイトルの「春に散る」の意味がわかりました。
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