柏エシディシ

ストーリー・オブ・フィルム エピソード9. 新しいアメリカ映画の柏エシディシのレビュー・感想・評価

4.0
1970年代アメリカンニューシネマの時代。
ハリウッドのスタジオシステムが崩壊。
製作者の世代交代が進み、ベトナム戦争の影がアメリカの映画を刷新していく。
スコセッシ、コッポラ、ニコルズ、アルトマン、マリック、ペキンパー、ウディアレン……錚々たる名前。
ポールシュレイダーは結局いつも同じ物語を書いてるんだなw最新作の「魂のゆくえ」もそういう話だった。
ニコルズの「キャッチ22」町山さんがレコメンドしていて気になっていたヤツ!観たい。
ブラックムービーの先駆としてチャールズ・バーネットをフィーチャーするマーク・カズンズ。さすが。
映画における"融合主義"という見方は馴染みがなかった。映画学校の普及が古今東西の映画技法や語りを縦横無尽に使いこなす下地をこの時代の作家に与えた。膨大なアーカイブにアクセス出来る今日の作り手たちは更にその手法を推し進めるのであろう。
この時代の到達点のひとつとしてポランスキー「チャイナタウン」を紹介。異議なし!
柏エシディシ

柏エシディシ