アイアム・ア・コメディアンを配信している動画配信サービス

『アイアム・ア・コメディアン』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

アイアム・ア・コメディアン
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

アイアム・ア・コメディアンが配信されているサービス一覧

『アイアム・ア・コメディアン』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

アイアム・ア・コメディアンが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『アイアム・ア・コメディアン』に投稿された感想・評価

KUBO

KUBOの感想・評価

4.2
今日の試写会は『アイ・アム・ア・コメディアン』マスコミ試写。『東京クルド』の日向史有監督の最新作だ。

最近お笑い番組とか見てなかったから、実を言うと、このウーマンラッシュアワーの村本のことは「なんとなく政治的なことを言って表舞台から抹殺された芸人」くらいにしか知らなかったので、本作で彼のことに触れられて本当によかった。

漫才のネタの中で「安倍政権」や「原発問題」、「在日朝鮮人問題」などに舌鋒鋭く切り込んでいく。

「ネトウヨは桜の会の名簿を廃棄しても何も文句を言わないのに、俺が炎上したツイッターを削除すると一斉に文句を言う。要するに、公的な文書より俺のツイッターの方が重要なわけだ!」

村本のこういったネタに「お笑いに政治を持ち込むとか、気持ち悪い」なんて呟きもあったけど、今アメリカではイスラエルのガザ虐殺に反対して大規模な学生デモが起きている。日本ではどうだろう? きっと今の日本の学生たちは何かあってもこんなデモはしないんだろうなぁ。意見を言うことをカッコ悪いと思ってる。

それに、あのネタを「フジ」でやる段階で終わってる。フジと読売は御用マスコミだからね。

一時期一世を風靡したウーマンラッシュアワーは、村本が政治的なネタを始めるようになってテレビから抹殺された。

本作では、その後の村本が描かれ、そこに彼の求めるところが見えて素晴らしい。

沖縄へ行く、福島へ行く、在日朝鮮人を語るなら韓国にも行って現地の若者たちとも意見を交わす。アメリカにも行って中卒の村本が英語の勉強までしてスタンダップコメディに挑戦する!

「日本のことは嫌い?」「謝ってほしいの?」「俺はこう思うんだ…」

率直だ。くだらない大人になっていない。40歳にして、なんてピュアな若者なんだ!

人は大人になればなるほど政治や権力者の不正や既得権益に対して「どうせ〜だから仕方ない」とか訳知り顔で言うようになるけど、感じた疑問ひとつひとつを素直に言葉にしていく村本の姿は清々しくもあり、日本の現状に行き詰まりを感じている我々の世代にも勇気をくれる。

「俺は政治家にはならないよ。俺はコメディアンだ。お笑いは最高のエンターテイメントだ。だから俺はお笑いを通して若者たちの意識を変えていくんだ。お笑いにはそれができる!」

心から応援したい。考えることをやめた日本の若者の中に、村本のような男がいることが心からうれしい。いろんな軋轢があるんだろうけど、負けるな、村本。彼のスタンダップコメディが、ライブを聞きに来てくれた若者たちの心の中に、きっと意識の芽を育ててくれることを祈って。

私たち大人も、負けていられないな!
no58

no58の感想・評価

4.9
びっくりするほどよかった。後半なんだかもうたまらない気持ちになって泣けてしまった。

ウーマンラッシュアワーの村本さんは政治的な発言をお笑いに盛り込んで、様々なことを厳しく批判するスタイルで活動していたけど、徐々にマスコミや世間から疎まれて表舞台から姿を消していく。
彼が力を入れていた独演会もコロナで中止。先が見えなくなる絶望がひしひしと伝わってきた。

映画を観る前は野心的で正直少し苦手な人だなと思っていたけど、スクリーンの中にいたのは真面目で気の弱い泣き虫な男性だった。
家族との関係がぐっときてしまって涙が…。

深い悲しみを笑いに変えて舞台に立ち、舞台を降りたらたった1人でこっそり涙を流す。
生涯コメディアンとして生きていく、そんな決意が伝わってきた。
すごくかっこよかった。観てよかった。
生き様を見せつけられた感じ。
ただお酒はほどほどにしてほしい。
第35回東京国際映画祭
Nippon Cinema Now『アイ アム ア コメディアン』

『東京クルド』で大きな注目を集めた日向監督のドキュメンタリー作品です。
芸人コンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さんに3年以上もの間密着し、家族との関係性やアメリカ進出への努力、コロナ禍でのライブシーンの苦悩等、赤裸々に描いています。

個人的にお笑いは好きなので、「THE MANZAI」に出演している際など、以前からその存在や、俗に言うその後の「炎上」まで含めて気になっており、その裏の顔を見ることができると期待していました。

鑑賞以前ら個人的には村本さんの言動や活動に関して、どちらかと言うと不寛容な気持ちを持っていましたが、思想の是非等は問わずとも村本さんの「行動力」に敬意を抱かずにはいられませんでした。

ドキュメンタリーの批評云々は全くできないのですが、期待としてはもっと人間のダークな部分、もしくは本人の公の発言と矛盾した部分など人間の持ち合わせる汚い部分まで見たいという気持ちがあったので、ストーリーとして綺麗に纏まっており、気持ちよく見れる反面、違うバージョンが有ればそれも見たいなと感じました。

文:やまと