離婚により離れて暮らす父と過ごしたトルコでの11歳のバカンス。20年後、父と同じ年齢になってビデオを見返すと気付けなかった想いに胸が詰まった。
このパッケージを見ただけで泣けて泣けて周りに迷惑になるだろうから配信まで待ったけど、本編は意外なほど泣けない。せいぜい涙ぐむぐらい。
なのに!見終わってからが涙止まらなくなるのがもう怖い😭映画の余韻と自分の記憶のなかの重なる部分がエモーショナルな糸で琴線を断ち切られてしまったようで思い出すたび泣けちゃう😭
こんな映画体験ははじめて。
ポスターから連想した通りの内容ではあるし、むしろガビガビのホームビデオの映像は少なくてエモさ足らないなあて思ってたぐらいだし、物語に余白があるようであんまりないし。余白ランキングでは「TAR/ター」が圧勝w
なのに!親子の友達みたいな兄妹みたいな絶妙な距離感やはやく大人になりたい背伸びした想いなんかの解像度は唯一無二の味わい。ここがすごいし細かく思い出したくはない。忘れてまた貪るように味わいたい。
人生のうちで何度も観たくなる映画に間違いなくなってしまってる。
そしてその日は父親との思い出に浸りたくなった日なんだと思う。