かえるのエリー

フェイブルマンズのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.7
いかんいかん、ドラマばっかり見ていたら、配信が観たい映画で溢れている(汗) まずは夕飯の支度前にギリギリ見終わりそうなこちらをチョイス。

なんか、思ってたんと違う。



以下ネタバレ感想



もっとスピルバーグが映画というものにハマっていく様が強いと思っていたのだけど、蓋を開けたら両親の話だった。まぁよく考えればポール・ダノがガチの脇役ではないだろうし、見終わってキャスト見て、ママがミシェル・ウィリアムズって気づいた。。。

とはいえ、素人にはフィルムを切ってテープで仕分けている様などは非常に面白かった。デジタルの今となっては見られない光景なんだろうけど、純粋に面白そうと思えたし、寝る時間も無くなるだろうと容易に想像ができた。

「シンドラーのリスト」制作など彼がユダヤなことは有名だが、彼がユダヤなことでどう生きてきたかというのが薄すぎず濃すぎず表現されていた。人種差別って本当に嫌だね。

思わずニヤリとしたのはラストのラスト。地平線をグイッと下部に持って行ったのは、スピルバーグ本人が初心忘れべからずと気合を入れ直したように思えた。