世界は、小さな繋がりで構成されている
凄く現代っぽい、いまならではという作品だと思います。
原作は未読ですが、朝井リョウさんならではの群像劇で、脚本もうまくそれについていっているのを感じる。
「水」への愛着は想像するのは難しいかもしれないけど、あえて難しいものにしたんだと思う。自分の好きなもので繋がりを持つことができる今、その小さな世界を大切に、幸せでいたい人は沢山いる。一方でそれを理解できない人や社会もある。
稲垣吾郎さんが演じる寺井の存在がうまくコントラストを作って、どちらが幸せなんだろう、という投げかけを感じた。
うん、見て良かった。