このレビューはネタバレを含みます
俺は性的嗜好では無いけど人に言いにくい、というか言いたくない悩みがあってマイノリティ側の人間だと思って生きてて、だから夏月や佳道と同じでなんとか擬態して生きているつもりだから共感をすごくしたんだけど、俺にはいなくならないからって言ってくれる人がいないから虚しい気持ちになった。
ただ擬似セックスのシーンで人の温かみとか繋がりの意味を深く感じていつか夏月と佳道のような分かり合える人と出会えたらいいなと思った。
(劇場で見たけどこのシーンで嗚咽しながら泣いてる人がいた。)
そういう意味では八重子は似てるタイプだった。ただ八重子は踏み出す勇気があって俺には怖くて出来ないからすごいと思うしいつか八重子みたいなれたらいいな。
原作の方を先に読んだから改変されたところにちょっと戸惑いがあったけど足されて良かったシーンもあって映像化として良いと思えた。
ただ原作から受けた深く落とされたような感覚の4分の1ぐらいだったかなっていうのが正直な感想、映画から先に見るべきだったかな
映画は心の声がない分マジョリティ側からマイノリティを見てるような感覚な気がする、原作はその逆
俺は自分のことマイノリティだと思っているから原作派、映画も良かったけどね
