中学3年生の14歳の時、『桐島、部活やめるってよ』を観てすべての価値観、人生観が変わった。あれから7年後、また自分の中で何かが変わろうとしている。
あぁ、もうこれに関しては何も言わない。
ただ、ひとつだけ
この映画で、とっても好きなシーンがあった。お互いに“普通”の恋愛ができない桐生(新垣結衣)と佐々木(磯村勇人)がパートナーになって共に生きるところ。二人は恋愛感情も性的欲求も持ってない。一人じゃ孤独で死んでしまうかもしれないから、辛さを分かち合って生活してる。それが自分には羨ましく感じた。こんな生活を営みたいと思った。カーソン・マッカラーズが描き実行し、カート・ヴォネガットの言う「人間関係は愛は負けても親切さは勝つ」を体現させた理想のような夫婦生活。恋愛はしたくないけど結婚はしたい自分には羨ましくて涙が溢れてしまった。そして、こんなことは実際起きないし、寄り添ってくれる人は現れないだろうとより辛くなった。「いなくならないで」って思える人と出会いたかったよ
もう理解されなくていい。どうせ世の中は変わらない。でも、たった一人に愛されたいし、一緒に生きたいと心の底から思った。
あと今まで観たなかで一番素晴らしいベッドシーンがありました。