原作を読んでたからすごーく楽しみにしていた映画化、続々とキャストが発表されて桐生さんがガッキーって聞いてびっくりしたり佐々木が磯村くんなのも想像できへんかったけどお2人ともグッと入り込めるものがあってほんとさすがでした
原作を読み終えた時よりもさらにそうじゃない側と言われてしまう人の苦痛が目に見えて苦しかった。性欲ってみんな伏せたがるもの。性欲とか性癖とかね。でもそれをお酒の場とかでケタケタ〜って笑って話せる人や場はきっと「普通」。いわゆる異性が性対象。ここ最近はそれが同性でもあるし、そうなんや〜でスルッと話が進んだりする
けど今作のフォーカスは性対象が命あるものではないこと。それを他人に理解されることは奇跡に近くて同じ人と分かり合えた時にもう離れられなくなる。それだけ孤独だったってところ。世の中は明日生きる人の為にあるってそんな考え方したことなかった。
神戸さんについてやっぱり深くは描けなかったか…と思ったけど泣きながら大也に訴えるシーンは胸が苦しかった。神戸さんは昔引き篭もりのお兄さんのPCを見て学生服系かなんかののAVを見ていると知って気持ち悪いってなったんやったかな？とりあえずトラウマになったことについて描かれてなかったけど短時間で神戸さんについても感じられた。
別にこの作品に触れてもしかして私は…とか思うことはなく私は異性に恋して性対象も異性なんやなと、そう自分を理解した上でそれが当たり前と決めつけずに見てもやっぱり苦しく頭抱えることがたくさん組み込まれた作品でした。
