『LOU ルー』
原題 Lou.
製作年 2022年。上映時間 107分。
愛犬と生活を送る謎めいた女性、アメリカ版樹木希林が、幼い娘を誘拐された隣人が、犯人の追跡に乗り出すNetflixのイカしたアクションサスペンス。
LOU役には、七変化のアリソン・ジャネイ。
監督は『アンダーワールド ブラッド・ウォーズ』のアンナ・フォースターがメガホンをとる。
製作陣にJ・J・エイブラムスの名前があったけど彼の作風はあまりみられないかな。

映画の舞台はオーカス島（ワシントン州最大のサンファン島）ですが、実際にはカナダのバンクーバー島の南東部沿岸にあるユクルーレットとその周辺で撮影されたそうです。

今作品では、アリソン・ジャニーが『96時間』(2008年)や『Mr.ノーバディ』(2021年)を我流にアレンジして演じていて面白い。
彼女は、リーアム・ニーソンとボブ・オデンカークの“怒らしてはいけないアクションおじさん”コンビと同じくらい、無神経な決意と厳格な気迫と白髪混じりの気概をもって、復讐に燃える欠陥だらけの救世主の役を演じてます。
今作品は、世間に疲れた樹木希林じゃなく、ルーが、過去の人物の再登場により、再び救いの手を差し伸べる。
そして撃つ、殴る、蹴る、途中、空き缶使い～の、投げられ、殺るヤる(そない死体の数はでませんが)。。。ちゅう感じです。
シリアスな俳優が暴れだすちゅう最近のジャンルの作品に粗削りではありますが十分匹敵するモノでした。
人は一人では生きていけないちゅうのが、ルー（アリソン・ジャニー）の信条。
彼女は太平洋岸北西部にあるオーカス島で一人きりで生きてきた。
しかし、愛犬ジャックス（犬俳優のオジーとジャージーが演じてるそうな）の世話をするほど、彼女はまだ思いやりがある。
しかし、そんな彼女も愛犬ジャックスの世話に余念がなく、射撃の腕と加齢による肉体には裏切られ、華麗な動きからは少し遠退き(それでも過敏)
、良心の呵責にさいなまれている。
それでも保安官ローリンズ（マット・クレイヴン）は彼女の壁を壊そうと、町にやってきた彼女と微妙にいちゃつきながら、その場をやり過ごすことを止めない。
ルーはまた、文字通り、そして比喩的も含めて、自宅の裏庭に大きな秘密を隠していた。
それは、彼女が明らかに何年も逃げ続けてきた卑劣な過去を語る文書やった。
自死する前に廃棄するためにそれらを掘り起こした後、彼女は、必死になって幼い娘ヴィー（リドリー・アシャ・ベイトマン）を探している借屋人のハンナ（ジャーニー・スモレット＝ベル）によって中断される。
彼女は、猛烈な嵐の中、ハンナの元旦那で危険な社会病質者、しかも元グリーンベレーに所属していたフィリップ（ローガン・マーシャル=グリーン）に連れされてしまったサァ大変。
ルーは以前の計画とは裏腹に、（おそらく明らかに）彼女自身の未解決のトラウマを抱えながらも、ヴィー救出のために長い間埋もれていた『特殊技能』を活用せざるを得なくなる。。。

フォアスターと脚本家のマギー・コーンとジャック・スタンレーは、暗示と隠喩に満ちた風景を今作品では構想してます。
ルーとハンナがフィリップとヴィーを追う過程で越えなければならない洞窟状の溝は、象徴としての役割を果たすと同時に、汗ばむほどの激しい動きを引き起こすために明白に機能している。
それぞれの場所は、登場人物たちの内面と外面を映す鏡のような役割を果たし、対立が激化する一方で、重い説明文によってルーとフィリップのバックストーリーを解き明かしていく。
ルーの選んだ内向的なライフスタイルは、彼女の必然的で柔らかな展開、救いの弧さんという点でうまく機能している。
彼女の動機は、遭難した店子の乙女を救うことだけが目的ではなく、誘拐犯に対しても、これまでの過ちを正すことなのだと云える。
『Mr.ノーバディ』の主人公が自尊心に負けて暴力に走るのとは異なり、彼女は自分よりも偉大な人物を救うために行動を起こす。
誰かを助けることで自分の人生を終わらせるという、目的を達成するための手段を提供することで、彼女の肩に静かにのしかかる過去の罪の償いになる。
御老体としては職人芸のような格闘シーンは、乱暴で巧み、正確に実行され、決して使い古された動きで構成されているわけではなかった。
スタント・コーディネーターのダン・シーと格闘振付師のダニエル・ベルンハルトは、ルーの武器として日用品を使い、それが雑に開けられたスープ缶であれ、ストーブの上で煮立った鍋であれ、工夫を凝らしている。
このような不気味な接近戦闘は、ルーの加齢による力の衰えを補いリアル感をもたせてます。
クライマックスは、怒り、悲しみ、後悔に満ちてた。
この場面では、作曲家ニマ・ファクラーラの厳しくも哀愁を帯びたスコアが多用され、勝者など存在しないことが強調されている。
それぞれが失うものは大きく、罪悪感から栄光まで、すべてを失っていると思える。
ジャニーさんの手にかかると、このヒロインは肉付きは良いが、肉よりも骨の方が多く、痩せている。
また、洒落た一発芸も得意で、パンチも効かせる。
男性的な威勢の良さと女性的な機知や知恵を融合させた、この典型的なタイプに対する彼女の新鮮な捻りは、この頑迷な素材を高めている。
今作品の物語構成要素から技術的な要素に至るまで小さな革新的なタッチを加えることで、説得力と推進力を保っていました。　
また、冒頭のボン・ジョヴィの『Wanted Dead Or Alive』をはじめ、TOTOの『Hold the Line』や『Africa』が作中流れ、個人的にはド・ストライクな曲により、今作品により好感が持て楽しめました。
個人的には嵌まった作品です。
続編の香りがしますが、それは視聴回数次第でしょうねー。

2022年 アメリカ製作 Netflix配信の
クライムサスペンス ＿＿ 🇺🇸🧑🏼‍🦳💥

元CIA とか ワンコ🐶 〜 伏線的にも
丁度良い演出で 意外に面白い作品だ
と思いましたねー …… 🤫💥

アリソン・ジャネイ の謎めいた上手い
演技力と 念願のアクションが絶妙でしたー この雰囲気
好きですねー …… ラストも謎やけど良かったー 〜 🤫💥✨

これも 続くんですかー 🤔⁉️

製作の J・J・エイブラムス が 〜 たまに手掛ける この手の作品だと感じましたー …… 👏🏻😊✨✨


✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

• #netflix-2022

舐めてた相手がめっちゃ強い系のやつ。

まあ舐めてた相手と言ってもなんだかただならぬ雰囲気ではあるけど。

事件発端から中盤くらいまではワクワクしながら観てたけど、中盤以降真相が徐々に明るみになるにつれて、物語も失速した感。

物語の軸となる少女誘拐もいまいち目的がよくわからなかった。あんな手間掛ける意味って？？？

お利口さんのワンコには癒やされました！