2012年にスタートしたテレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の10周年を記念した作品で、劇場版三部作「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3『恩讐の彼方に＿」(2019年)と、テレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』(2019年)の間にあたるエピソードになっています。
2018年1月、外国籍船で事件がおき、公安局統括監視官の常守朱(花澤香菜さん)は、厚生省統計本部長の慎導篤志とともに現場に向かう。
ところが、現場の捜査は外務省海外調整局が仕切っていた。船内でストロンスカヤ博士の遺体が発見される。彼女は、慎導が会議に極秘に招待した人物であり、背後に外務省が追っている「ピースブレイカー」という組織の存在が･･･。
この事件を受け、公安局の刑事課一係は、外務省の行動課との共同捜査チームが編成されることになる。そこには、かつて常守と共に働いていたが、ある事件がきっかけで海外へ逃亡していた狡噛慎也(関智一さん)も含まれていたのだった･･･。
シュビラシステムと言う巨大監視ネットワークが人類の治安維持しているこのシリーズの世界観は、ホント良くできた近未来SF作品だと思います。第一期以来に常守朱と狡噛慎也が一緒に息の合った捜査する点も見所となっており、そして終盤のシーンは結構な衝撃でした。
なお、本作はテレビアニメシリーズを未見の方は結構厳しいかもしれません。
