豪

おーい!どんちゃんの豪のレビュー・感想・評価

おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)
4.8
沖田修一監督の描く優しい世界が大好きなんですが、本作でなんとなくその理由がわかった気がする。
①みんなで助け合う。
→売れない俳優の3人が友達にも助けてもらい育てていく。今は子供を持つだけで金銭面の自己責任論が問われる時代だけれど、収入や将来が厳しくても工夫と愛と協力があれば乗り切れることなのかもなと思えた(共同体に対してネガな情報が多かったので個人的に希望になった…)

②みんな変な人だけどそれがいい
登場人物はみんな何処となくズレているキャラ。それが日々のユーモアになるし、互いの穴を埋めることにもなる。完全に理解しているわけではないけど、ほっとかない。多様性ってこれじゃね?と思った

③利他
育てる義理なんてないのにどんちゃんをみんなで面倒見てたら、みんな気づいたらどんちゃんから多くのことを受け取っている。こう言う経験を自分も得たいな(子供を持つことの有無関わらず)


それにしても本当に良い映画だった、また観たいし、沖田修一監督には永遠に映画を撮ってて貰いたい…
豪