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おーい!どんちゃんのtoのレビュー・感想・評価

おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)
5.0
こんなん、いいに決まってる。
心、あたたまるしかない。泣くし。
沖田監督の作品が好きなのは、沖田監督のお人柄がよくて、そこから、いいものを生み出されるから。
その監督が、2014年7月から撮り始めた本作が、8年を経て、ようやくテアトル新宿で、東京プレミア上映となった。監督の新作映画につなげる沖田監督特集のひとつだけれど、自主制作といいつつ2時間を超え、監督と主要キャストのトークがたっぷりついて、えー1000円?という破格の企画。

映画が、いいのです。
沖田監督、さすがなのです。
家族や、演劇仲間への愛が、いっぱい、だいじに、詰まっているのです。

空港もあれだし、島忠もあれだし、公道トラック荷台もあれかもしれないけど、いいんです。

ティーチインでは、キャストの皆さんの喜びが、ほんとに伝わってきました。おもしろかった。ハセミチオ役の俳優・坂口達平さん、舞台挨拶に慣れてないそうで、「好きなシーン」結局言う番組が、まわってこなかったけど、なんて言おうと考えてたのかな。

ちょい役で出てた俳優さんがティーチインのMCをしてて、上手で、彼も「自分たちくらいの役者には身にしみる内容」と言っていた。なかなか芽が出ない俳優たちと、赤ちゃんどんちゃんが出会うストーリー。
山中崇さんも親子で出てて、おっ、と思うけど、今みたいに朝ドラにも出てブレイクする前の出演だったんじゃないかな。ホームウェディングのシーンでは、裏方のドア開け係もやってたんだって。

劇中のセリフのように、びっくりするほど、売れてくれよ。
簡単に見られないメディアで、ちょこっと出たくらいで、役者をあきらめないで。
ちゃんと精進して、がむしゃらに、上手くなって、誰でも知ってるような、役者と胸はっていえるような、常にいい仕事がくるような、びっくりするほど売れっこになれよ。
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