完成された表裏一体の美
勇気と挑戦、気力と体力
そして努力と継続
それら表裏をなすものが
ひとつの夫婦に結実した
感動を胸の奥から引き出すDOCS
最初から最後までズンズン響いてきた
天界の楽園を知ってしまった孤高の山男の現在と過去がその栄光と挫折が、五月のそよ風のような柔らかな口調で綴られる
天界の楽園
そこには容易に辿り着けない
選ばれし猛者のみを、その真なる心の王国は待っている
ところが、苦労して登攀してもそこに居られるのはほんの一瞬だけなのだ……嗚呼、祈りの先にある奇跡の軌跡を私たちは目撃する
一瞬の楽園に誘われて、彼は登り続ける
至高の充実感で作られた凍れる月桂冠を直向きに求め続ける
それを地上には持って帰れないのに
何よりも!
大好きなのだなあ、岩肌が!
配偶者もすごい
母親も肝っ玉だ
指の喪失も、彼を変えられない
自分を信じ切れるという栄誉は、何人にも得難い崇高なこと
それが彼にはあるのだ
感動的ではないか!
絶対的なものを持つからこそ、そして誰よりも慎重であるがゆえに、生還できるのだろう
もちろん、天候などの運もあるはずなのだが、運に任せることは絶対にしないのだ
少年のあの眼差しは今なお燦々と輝き、情熱の炎🔥を燃やし続けている
最後のシーンにあっと驚くこと間違いなし!
感動と拍手をいつまでも送っていたかったな、入替性じゃなかったら
ドキュメンタリーとして不満がないわけではない…点数はつけ難いが(点数をつけることもおこがましいのだが)
山野井さんの言葉を聞かせてくれただけで感激だ
中高生は、鑑賞文の提出を
山に憧れる人は劇場で必修
山に興味がない人にも推奨
…なのではないでしょうか
⭐️もっと知りたくなるはず💡
栄養面🍽でどのような工夫をされているのか、とても知りたくなった
また、登山後🥾のリカバリーのことも…
(自分は軽登山しかしませんが💧)
⭐️読み返しかくなった
沢木耕太郎著「凍」
山野井泰史著「垂直の記憶」