世界最古のアニメーション作品。動き回る棒人間の話。

想像以上に滑らかに動くアニメーションでした。何だったらむしろ、今作のアニメーションは滑らか過ぎて若干見辛いまであって、世界最古とは言え侮れないクオリティだったと思います。日本のアニメ監督ではもはや湯浅政明くらいしかそういうことをしなくなりましたが、今作はアニメーションによる変化を楽しむ作りなっており、棒人間を含む様々な物の動く様が面白かったです。

1908年に作られた世界初のアニメーション。先日見た『骨』という短編が世界最古のアニメ作品の設定だったので、そういえば一番古いアニメーションてなんだろかと気になって調べたらコレでした。

想像以上に滑らかで柔らか。劇場で前の座席に帽子が邪魔な客がいるとか、今でもあるある。ストーリーはないけど、当時の作者が思い描いたイメージが手に取るように伝わってきて感動する。アニメーションで遊んでいる気持ちよさ。実写では不可能な、際限なくメチャクチャなことができる喜びに震えていたんじゃないだろうか。

アニメーションは義務教育で教えるべき。今はどうかわからないけど、私が子供の頃には美術の範疇にアニメーションの授業はなかった。小中学生でこんなの習ったら世界広がると思うけどね。

棒人間

今日も眠れなくなってしまった。くらやみで横になっていると次から次へとこわいことばかり考えてしまうからサイレント映画を見ようと。