こぅ

愛の記憶のこぅのレビュー・感想・評価

愛の記憶(1940年製作の映画)
4.3
'22 10/24 邦題に変更していただきました。

【影なき男】シリーズのファンサービス番外編⁈みたいなW・S監督とウィリアム&マーナコンビによる、日本未公開【スクリューボール・コメディ】の佳作。


船旅中に突然、9年前の記憶が甦ったラリー(ウィリアム・パウエル)。
真面目で倹約家と評判の彼は、実はジョージで、◯◯◯だった…。


序盤、船内のバーで飲んでいると、泥酔で絡んできたドクターライアン(フランク・マクフュー)が海へ落水し、助けようと飛び込んだ時のアクシデントで、ラリーから記憶が甦ってジョージに。

下船する時に待っていたのは、見知らぬ妻のケイ(マーナ・ロイ)で、成りすます羽目になる、、

離婚問題、婚約者のハーバート(ドナルド・ダグラス)登場と、ドタバタがテンポ良く続く、、

婚約者含めた晩餐で、禁酒法運動に立候補していたラリーが酒を飲んだり、以前は踊れなかったのに1人ダンスしたりと ダイヤモンド愉快 だ。

他人成りすまし系で、面白くならない訳が無い。

実家では、ケイの母親に会ったり、
ピンチになると気絶した振り(これ日常使える)、
強盗に間違われたり、
石油発掘の土地問題など、暇ない展開で随所に笑いが。

森(林)のセットが良く出来ていた。

ウィリアムとマーナの掛け合いは、息がピッタリで流石だったが、探偵シリーズの夫婦(ニック&ノラ)キャラと被っていたのは、ご愛嬌〜
強気なマーナ(35)が魅力的だった。

クライマックスも失速せず勿論、誰もが読めるニヤニヤ展開を用意〜


ラストは、2人の愛のベタ締め(お約束)だが、これしか無いね。

現代でもリメイク出来そうな万人受けする内容。

ACC-257
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