酔った勢いで？ベトナム戦争に従軍している地元の仲間たちにビールを届けると言い出した男の珍道中なのだが、ベトナムは想像を超えた混沌の地獄だった。荒唐無稽の話なのでかえってツーリスト(CIAエージェントの通称)と誤解され軍に便宜を図られたりする。戦場の仲間たちには驚かれ呆れられ迷惑がられたりするが、やはり喜ばれる。最後はテト攻勢のアメリカ大使館襲撃に巻き込まれたり、親友の死に直面するなど相当にシリアスな展開に。帰国するためマニラ行きの輸送機に便乗させて貰うのだが、機内は戦死者の棺が満載されている場面が強く印象に残った。主演のザック・エフロンはオッサンになり過ぎていて驚いた。ラッセル・クロウが戦場ジャーナリスト役で共演している。
