ねこ

そばかすのねこのネタバレレビュー・内容・結末

そばかす(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

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主人公のかすみは、服装や口調がわりとボーイッシュ。親近感もてました。
アセクシャルというイメージが湧きやすいかな。現実には、アセクシャルでもスカートやフェミニンな服装をしてる人もいるだろうけど。

アセクシャルであるがゆえに、仲良くなれそうと思った男友達にだんだん好意をもたれて、結果離れていってしまう。

女友達と一緒に住もうと言っていたのに、結局彼女は結婚するといってドタキャン。
それでも、かすみは怒ることなく彼女の結婚式で、口下手な自分ができる祝辞として、チェロを弾き、チェロを弾くのはこれで最後とする。チェロは人間の言葉に近い楽器だからこそ、自分はチェロに惹かれたと言っていたかすみ。

自分の思いを、たくさんの人に伝えるのはもうやめよう、とひっそり表してるのかな。

多様性をすすめる世の中だけど、みんながみんな理解してくれるわけでもないし、いざ身近な人が性的マイノリティだと受け入れられない人もいる。
頭ではわかっていても、自分事になると違うよね。

なんだか切なくなったけど、最後に現れた新人の男の子の存在に少し救われたかな。

多様性、というのは、「うんうん、わかるよ。」と理解を示すことではなく、「そうゆう人もいるよね。(がいても当たり前よね。)」「あぁ、あなたはそうなのね〜。(で、◯◯の話なんだけどさ〜、と続けたり、特別に気にしない)」

あと個人的に、男女の友情って恋愛に発展しがちだから、やっぱり難しくない?て思う。。自戒を込めて。
ねこ

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