トライベッカ映画祭にて。
近い将来を舞台にした政治風刺と作品紹介にあった。そう言われてみれば監視社会や移民問題の要素あり、風刺も感じる。
「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」シェイラ・ヴァンド主演、マット・ディロン、イザベラ・ロッセリーニ共演。
ジャン=クロード・カリエール脚本、2021年に亡くなった彼に捧げる映画となっていた。
映像が印象的、乾いた自然と近未来の設備も対照的、主人公シミンを演じたシェイラ・ヴァンドの佇まいも魅力的。
しかし、すんごいモヤモヤする映画だった。
国勢調査局で働くイラン系アメリカ人のシミンは仕事で居住者を訪ねて回ってる。
調査で最近見た夢の話を聞き、答えてくれた人の写真を撮る。政府が国民の夢を収集記録することになっているらしい。シミンもなぜそれをしなきゃいけないのかは聞かされていないと言う。
もうこのあたりから「???」だった。
なぜ国勢調査で夢を集める?相棒として途中から行動を共にするアランは何者?なぜ移民居住区が隔離されてる?…という調子で謎だらけ。
仕事で移民居住区に向かってからシミンの様子が少し変わってきたような。
面白いといえば面白い。これがどう繋がり絡んでいくのか見入ってしまうから。
だけど、そういう話なの?という強引な展開を迎え、オープンのままというか、力業で折り畳んだよね?という感じもする。
余白も多く想像力を掻き立てられる映画だったが、モヤモヤのほうが勝ったな…なんだかんだで面白かったけど。
見終わってタイトル見てなるほど。
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