デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングのツーショットに郷愁を感じる人にとっては、それだけでも観て良かったと思えるかもしれません。
このシリーズは、一作目の「介入するか否か」という葛藤を描いていたのがすごく良くて、好きでした。が、二作目では、そういった葛藤はあまり感じず、ただただ主人公の強さを堪能する感じになっていたのが、個人的には残念でした。なので、三作目となる今作も、二作目同様、主人公がただ無双するだけの映画かな、と期待せずに観始めたのですが、わりと一作目を意識したような作りになっていて、思っていたほどのがっかり感はありませんでした。
とはいえ、ストーリーは、難解そうに見えて単純なものでしたし、ダコタ演じるCIAの捜査官も、あまり優秀そうには描けていなかったのが、残念な感じでした。
