一作目の「19秒で敵を倒す」アサシンと言うキャラは全く影をひそめて、心配していた通り「ただの強い人」になってしまったのが残念な作品。
しかし、ストーリーはまるで「人情時代劇」のようで、日本人には受けがよさそう。基本プロットがそのまま「座頭市」ってのは笑えた。
三作目ともなれば、どうしてもパワーアップを図り派手目にしたくなるところなので、今作の進路変更はしょうがないのだろうが、一作目のキャラがあまりに魅力的だったのでもったいないのは確かだ。
どうしてシチリアのマフィアを襲ったかのネタバレをラストに持ってきたのは上手い作戦。
ヒロインがダコタ・ファニングだとは気づかなかった。
データを見て「どこに出てたの?」と思ったほど。天才子役などと言われていたが、普通の女優になれただけでもめっけ物だろう。
「あの人は今」で取材されるかと思っていた。
あと、気になったのがデンゼルのお腹。齢ということもあるが、アサシンとしてはちょっとデップリではないか?顔つきも10年でちょっと鋭さがなくなった。
良いシリーズなので続編を希望するが、ぜひ一作目のキャラに戻してほしいものだ。
余談。
これ、邦題の「イコライザー THE FINAL」って大丈夫か?
原題はあくまで「THE EQUALIZER 3」で4もかなり高い確率であるんじゃない?
今作での興行成績次第なのだろうが、いきなり「THE FINAL」なんてつけちゃって、責任とれるのか担当者。笑
ま、いざとなったら「帰ってきたイコライザー」だな。笑