ゆめちん

イコライザー THE FINALのゆめちんのレビュー・感想・評価

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)
4.0
イコライザー THE FINAL

過去2作品とも映画館で鑑賞。今作がシリーズ最後ということで公開前から楽しみに。
 
シチリアでの事件を機に心身ともに限界を感じたマッコールは、イタリア・アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。そこで身内のように接してくれる人々の温かさに触れ、彼はこの町を安住の地に選ぶ。
 
デンゼル・ワシントンの当たり役にしてはまり役の本シリーズ。冒頭から予告の9秒シーンで、一気にイコライザーの世界に引き込まれる。彼が同じキャラクターを演じ続けているのはこのシリーズだけで、監督との相性の良さが伺える。
 
ファイナルと銘打った本作、全体的にコンパクトに纏められながら派手さは極力抑えられ、逆に "静" の部分が強調された印象。その分要所でのアクションは瞬発力と素早さが増し、その抑揚が作品に重厚さをもたらしている。
 
"マイ・ボディガード" 以来、19年ぶりのデンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングの共演は感慨深いものがあり、二人のシーンをもっと見たかった。ラストはマッコールの穏やかな表情で締めくくられ、何かほっとした気持ちに。
ゆめちん

ゆめちん