久しぶりの映画鑑賞にはもってこいの軽さとビターさと爽快感とがありましたね!!
とあるヤクザが合唱部の中学生から歌を教わる、、、
そんな実際には99%ありえない設定ながらも、そこで起きる人間ドラマを渾身の体当たり演技で引っ張った綾野剛に拍手!!
多くの人間が物語に絡むものの、基本的に中学生の主人公視点で描かれているので、主軸がブレずに観れるのが安心点。
綾野剛扮するヤクザ狂児がX JAPANの「紅」にこだわる理由も良かったですね〜。
要所要所でくすりと笑わせてくれるのも良かった。
ところで、何故こんなにもヤクザ役が似合うんでしょうね。
笑顔の奥にある狂気みたいなものを感じるのよ(笑)
個人的に1番推せるのは、中学最後の合唱コンクールの参加について。
青春スポ根ものでは、ああいう流れってなかなか持っていけないから、こちらで"本当に大事なものとは?"の答えがスッキリ表れていて良作だなーと感じました。
映画ってこうでなきゃ。