かー

カラオケ行こ!のかーのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.0
和山やまさん漫画のクスッとできる部分、野木亜希子さん脚本の丁寧さが合わさって、後味のいい新鮮な青春映画だった。

設定に感心させられた。良くも悪くも子ども心の抜けないヤーさんと、大人と子供の間で揺れる中学生。どちらも社会の真ん中には馴染んでおらず、自分ルールを持っているという点で、ものすごく共通するものがある。

演技はもちろんのこと、関西弁がかなりいい味を作り出してる。関西弁が発する音から人情味が感じられ、ヤーさんを「怖い人」ではなく1人の人間として見られた。綾野剛の目の奥の表情もとってもいい。

2人の関係が明らかになるまでの速さが凄まじいのは、今どきの作品っぽかった。
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