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カラオケ行こ!のazusaのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
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見応えあった!笑えるところも涙を誘うところも、熱く燃えたぎるような歌唱シーンも見たいと思う要素が全部詰まってて最高に楽しかった。終始狂児がめちゃくちゃ色っぽかったな。スーツの着こなしと長い足はもとより、聡実くんが狂児のために選曲してくれたとき顔を伏せる仕草とか、絡まれたときギリギリ駆け付けてくれたり、上げたらキリがない。とにかく狂児がかっこよかった。だからこそあの裏声が愛くるしいな。聡実くんもヤクザを前に狂児の腕をぎゅっと握り締めてるのが可愛かった。聡実くんは全体的に可愛かったけど絶唱シーンは彼の確固たる芯を見た。巻き戻しができないビデオ、声変わり、街の再開発、卒業…足掻いても取り戻せないものが要所要所に散りばめられていて、選曲もノスタルジックだったし心がきゅっとする瞬間があった。ヤクザですら過去の遺構として廃れゆく日陰の存在として描かれている。そんな中でも毎年やってくる組長の誕生日カラオケ大会…。カツ子(カツミか?)は無くなってもどこかのスナックで今年も開かれるのだろう💃
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