Supernova

カラオケ行こ!のSupernovaのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
2.9
和山先生の『女の園の星』を読んでるのにこれは読んでない。でもファンである野木先生の脚本ということで観てみた。原作は見終わってから読む。

邦画嫌いだけど『アンナチュラル』の衝撃以来、野木先生の映画は観るようにしてる。
とりあえず日本人なら『アンナチュラル』観よう!
これ嫌いっていう人いない!
十数回観てるけどまだ飽きない!
こういうところで宣伝しないで何がファンだ!

ひとまず『アンナチュラル』のステマ(?)が終わったところで本題に移ろう。

『タイガー&ドラゴン』はクレイジーケンバンドの曲入れてる時点でまず間違いなく意識してるし、それなしにも設定からして明らか。あとはタトゥーの話をしだした瞬間からまんじゅうこわいだろうと思ってたし、全編通して比較的端正にまとまった予想通りの展開だった。
それでもきちんと本作独自の展開もあるからあくまでオマージュとして楽しめるはず。

にしても中学生にしては映画の選定が渋すぎないか?
『白熱』『カサブランカ』『三四丁目の奇跡』『自転車泥棒』。
『自転車泥棒』しか見てないけどどれも名作。
いずれ観ます。

野木先生なりに米津玄師の小ネタを挟んでくれるのはいち米津玄師ファンとしてありがたい。
『ラストマイル』の主題歌もやってくれると信じているよ。頼んだぜ、お二人さん。

話は上手く出来てるし、和山先生の漫画のエッセンスが多分に含まれてるから原作ファンも納得の出来に仕上がっているという部分にも頷ける。
ただ、映画としては至極平凡で、個人的に嫌いな邦画の演技の酷さが顕著な作品だった。そこさえ耐えられる人であれば十分楽しめる。

何が言いたいかと言うと、和山やま先生の原作を読むべきだし、『タイガー&ドラゴン』と『アンナチュラル』は日本人なら最低限の教養として身につけておけってこと。
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