01

カラオケ行こ!の01のレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.7
この映画を最大限に楽しむポイントは、エンディング曲が流れ出しても絶対に離席しない事。
自分の選択肢次第でこの物語の行方は大きく変わるだろう。

偏った見方、表現になってしまうが表紙や広告ポスターからブロマンス、又はBL作品であろうと期待を胸に鑑賞。
想像以上にうぶな主人公の青春物語で口角が緩む。

「〜言っと〜やろ」は関西弁でも使うのは衝撃的だった。この不意打ちでキュンと来ない人いるん?可愛すぎやろ。。。

あいだあいだにくる「紅」の熱唱がどうもツボで、それは他の観客達も同じだったようで空間全体の雰囲気が和ましかった。

成長期での「声変わり」と聞き、すぐに「カストラート」を連想してしまうのは良く無いが、第二次性徴期前の男性ソプラノの歌声は替えがきかないまさに天使のような歌声だと思う。
今となってはまぼろしのカストラート。里美くんの歌声もまぼろしとなってしまったが、それがまたロマンを感じて良い。
2人の出会いそのものが伝説となっていくに違いない。

鑑賞して後悔はしない。お勧めの映画。
01

01