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窓辺にてのpersimmon1aのレビュー・感想・評価

窓辺にて(2022年製作の映画)
4.0
「街の上で」が好きだったので、こちらも楽しみにしてましたが、軍配は「街の上で」かな。

会話劇で人間考察、関係描写してく展開は、そもそも「before sunrise」から大好物なのだけど、この作品は不倫がかなり介在していて、登場人物の世代設定的に仕方ないのかもしれないけれど、する方、される方いずにせよ、これしか感情を動かす要因が日常にないのだとしたら、なんか虚しくないか?!と結婚の現実を知らない人間は勝手に思ってしまいました。

サウスポーの吾郎が危なっかしく、シャツのボタン付けをしてるところからの長回しは良かった。吾郎はいつもシャツを着てたから、自分のシャツのボタン繕ってると思いきや、奥さんのだったっていうね。しかも不倫知ってたよの劇中メインとも言える会話中、付け終わっているなら普通下に置きそうなものなのに、会話中ずっとそのブラウス握ってて、不倫に感情湧かなかったって思ってても、吾郎なりに奥さんに愛情はあったんだろうな、と感じた。

中村ゆりさんは、「点」依頼、いい雰囲気の女優さんで好み。玉城ティナは顔が主張ありすぎて苦手です。志田未来が母親役なんて、年を取るわけです。

都内のDINKS(まだ使いますか?)はみんなあんなオシャレな暮らししてらっしゃるんですか?いいですねぇ。。あのくらいの家なら当然独立洗面台あると思うんですが、吾郎は必ずキッチンで手洗いしてましたが、これいかに?!
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