今泉力哉監督がTwitterにて、11/8はヒューマントラストシネマ渋谷で各回ウロつきますよ〜って呟いたので、、、
えぇ、仕事休んで観てきました✨
憧れの方と直接会えたし、サインと写真も一緒に撮ってもらえて、もう感無量です😭
以前にもTwitterのスペースでお話したこともあるのですが、受け手にかなり近いとこでコミュニケーションとっていただける監督さんだなぁと。
でも、感想は正直に。
(映画の中でもそう言ってたし!)
以下、お話の内容についても書いてるので、観てない方は観てからどうぞ。
不倫された人、してる人
それに対して怒れる人、何も感じない人、
そんな人たちが出てくる作品でした。
手に入れたものがあって、それを手放そうとする時に起こる様々な感情。
自分は、なぜ何も感じないのだろうか?
最後の答えを出すための回り道。
大きな事件や事故は起こらないけれど、
何かを心に抱えたまま生きる人たちを優しく描いた143分。
はっきりとした答えみたいのは、あるようでないような。ぼんやりしてるけれど、それでいいような。
自分だけがこういう風に思ってるんじゃないんだ💡と共感するとこもありました。
(何か不安な時に走ってみるけど、ずっとそのことを考えてたりするよね、とか。何かを考えてる時間ってゼイタクだよね、とか)
個人的には、観客側が映画観た帰り道に、いろいろ想像できる余白を残してあるのが、今泉監督作品の好きなところです。
そして、そういうのが合わない人もいるかなとも思うですが、ちょっとでも共感できるポイントが見つけられればグイグイのめり込んで観れちゃいます。
(愛がなんだ。の時の自分がそうでした。)
きっと、この作品を構成してる要素としては、何かを生み出すとか、生み出したものに対する批評性とか、そういうのを色々織り交ぜてまとめてみると深い批評になるのでしょうが、そういうのは考察上手い方におまかせします。
とゆことで、考えがまとまらないので好きなシーンを以下箇条書きで!
パチンコ屋さんで、パッと席を離れてホテルに向かうシーン。あぁ、彼も手放せる人なんじゃん、って思いました。
マサの妻が茂巳(稲垣吾郎さん)夫妻に、夫の浮気をカミングアウトし返すとこの茂巳が妻の方チラチラみながら目がキョロキョロ泳いでるあの感じ。
終盤のホテルのシーンは、彼の魅力が一気に爆発する掛け合いがコントみたいで笑いました。
稲垣さんって素もこんな感じなんじゃないの?と思うくらいに。
あと若葉竜也さんも自然体なんだよなぁ〜。
浮気相手と行く焼肉のシーンの掛け合い、思わずこっちもニヤニヤしてしまうあの感じ。
とってもよかったです。
窓を開ける、窓から差し込む光とその光で指輪を作るシーンも印象的ですね。
最後のシーンで、もう指輪はないわけだけど、窓の光で作った指輪を観ながら微笑む茂巳が優しく描かれている。
ん〜、これもどんな言葉にしたらいいのかわからないんだけどいいシーンでした✨
てなわけで、何か悩みがある時に観ると、何だか救われるような、色んな考え方に対して肯定感を感じられる、そんな優しい映画でした。
手放すことは、諦めることと同じじゃない、とかね。
寝る前にふと思い出して、安らかに眠れそう😴
おわり
浮気とか不倫とかを肯定するつもり全くないのですが(ほんとにないよ)、
好きな人、愛する人はひとりじゃなくたってよくないですか?と思ったり思わなかったり。
愛し方も一つじゃないよ、と思ったり(思わなかったり)
たとえ、パーフェクトじゃなくても。