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リーピングのkanacoのレビュー・感想・評価

リーピング(2007年製作の映画)
3.0
旧約聖書の出エジプト記に出てくる「十の災い」を基に描かれた宗教ホラー。旧約聖書の知識があることが前提で話が進んで行くのでなかなかとっつきにくく、宗教及び聖書学ダークファンタジーという感じなので怖さは控えめ。本作の重要人物である少女を演じるアナソフィア・ロブちゃんが目を惹きつける美少女ぶりで目の保養😁(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

旧約聖書の出エジプト記に出てくる「十の災い」を基に描かれた宗教ホラー。

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の重要な預言者の1人であるモーセ。旧約聖書の「出エジプト記」はモーセがエジプトで奴隷状態だったイスラエル人を救出するという物語が中心。そこで登場する「イスラエル人を助けるためにエジプトに対して神がもたらした十種類の災害」。それが「十の災い」…らしい。

あらすじ:神の奇跡を信じない大学教授のキャサリンは、科学者として「神の奇跡」の謎を解明してきた。ある日、ヘイブンという町で「旧約聖書の十の災い」に酷似した現象が起きたため、その怪奇現象を解明して欲しいという依頼がくる。調査に向かったキャサリンは科学的に現象を解明しようとするが、村では次々と不可思議な「災い」が続き…という話。

ジャケットも含めミスリードを誘う展開もあり、起承転結はしっかりしていると思った。でも、完全に旧約聖書の知識があることが前提で話が進んで行くのでちょっととっつきにくかったかも(ただし、難解なストーリーでは全くない)。聖書への信仰がかなり深くなければ怖さは皆無なのではないだろうか。純粋なるホラーではなく宗教及び聖書学のダークファンタジーという感じ。私にはオカルト的な怖さではなく災害的な怖さしか感じられず、「実際にこんなことが起きたら、あらあら大変💦」感はあった。

キャッチコピーが「イナゴ少女現る」なのだが、イナゴ少女は現れない。でもイナゴは大量に発生する…というか、虫が大量に発生する。いかんせんキリスト教徒でないために「悪魔」とか「災い」とかよりも大量の虫で精神的ダメージを受ける😂虫嫌いの方は注意が必要かもしれません。

🐝「終盤の災いは絵力が強すぎてちょっと笑ってしまいました」

なお、主人公キャサリンを演じるのがヒラリー・スワンクさんなので、凛とした容姿や演技、他作品のイメージが強すぎるために、彼女が弱っているシーンをみてもなお「十の災い」に全然負ける気がしない(笑)その意味でも、怖くなくて安心!また、本作の重要人物であるイナゴ少女(仮)のローレンを演じるアナソフィア・ロブちゃんが目を惹きつける美少女ぶり。「可愛い」というより、この年齢で「美人」という感じ。目の保養だった😁
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