王冠と霜月いつか

グリーンバレットの王冠と霜月いつかのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンバレット(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

一応、ネタバレ設定とします。

このYouTubeのようなアクションカム的な映像を自然に「映画」と認識する為に、前作を観ておく事をお勧めします(笑)

R18指定なので、グロい映像が流れるのだろうかと期待しつつ、劇中で少女達が試験中に行う幾つかのことにリアルさを見出せなかったのは少し残念かもしれません。

でもですね。殺し屋見習い中?の彼女達ですが、職業が現実的でないというだけで、彼女達が社会的生活を過ごす「合宿」は、とても現実的です。集団的社会生活を営むために人間は、どうするのか?を描いている所は、通常の青春群像劇的映像作品と何ら変わりはありません。
少女達のキャラクターが十人十色(六人ですけど)でその辺はリアルです。彼女達のドラマは見所の1つです。
恐らく、彼女達の世代の女子にインタビューなど取材をしっかりしてキャラクターを練り上げているのだろうと思われます。

そして、なんでそんなに飄々としてるのに、その存在感なんなの?という、最強殺し屋、国岡昌幸ですが。
彼と彼女達の絡みは今回の見所その②で、その掛け合いが面白く、鑑賞中はなんども吹き出しそうになりました。また、カメラマン助手との絡みも、こういうむかつく奴いるよなあとリアルな描写に感心しました(笑)

クライマックスシーンも、そうなるのはわかってますと言う展開ですけどね。わかってても必要ですね。ドラゴンボールのセル戦でみせた、悟飯と悟空の親子カメハメ波じゃないですけれど、必要ですね。あのラスト。

余談ですが、グリーンバレット関連のツイートをすると必ず、イイねをくれる女子のアカウントがあったんですが、なんと、大島璃乃さんでした。鑑賞後にわかってびっくりしました(笑)