リョウ

帰れない山のリョウのレビュー・感想・評価

帰れない山(2022年製作の映画)
1.1
どこで間違ったのか登山映画だと思って観に行ったら全然登山映画じゃなかった‼️😱
二人の山男の(爆睡必須の)友情物語。
もしやこいつら「ブロークバックマウンテン」並みに強烈な男同士のセックスを見せつけてくるのかとビビリながら観てたけどどうやら2人ともストレートらしい。(少なくとも私の起きている最中にはそんなシーンはありませんでした)
とりあえず主人公のピエトロ君の幼少期の回想録からスタートするんだけどこれが果てしなくつまらなくて起きてられない。
唯一覚えてるのが青年期のピエトロ君役の子がスゲー美青年だったこと。でもね、美青年なんかより美女を出せ!
そしてようやく私のオツムが周りだした頃になると既にピエトロとブルーノ青年が山で暮らして小屋を建て始めてる。
そして山暮らしには必須アイテムなのか、二人ともやけに髭モジャである。その髭モジャのせいか、最初どっちがピエトロでどっちがブルーノなのか見分けがつかなかった。
どうやらブルーノは山に住み着いているらしいけどピエトロの方は夏の間だけ山に来てそれ以外のシーズンは小説家になることを夢見ながら飲食店で働いているらしい。
それで夏の間だけ2人は一緒にいるんだけどそこで繰り広げられる会話がクソつまんね~。ブルーノ青年は山暮らししかしてないからか会話の幅が全くない。
ピエトロもよくこんなつまんね~会話する為だけに毎年山に戻ってくるよな~。もうこんなに山の中でやることないならさっさと2人でカ●掘り合えよ、と思うもそんなシーン見たくね~な~という謎の葛藤に苦しめられてしまった😱😱😱
そしてこの映画、ストーリーに全く脈絡がない。
ピエトロは飲食店で働いていたのにある時現状打破の為にいきなり1人旅に出掛けてしまう。そしてネパールで出会った美女と恋に落ちたらしいんだけどその経過が全く描かれていない(汗)
いや、あんな美女を目の前にしたら経過もクソも必要ないか。
そしていつの間にか作家としても成功してちゃっかり出版もしてるらしい。でも彼がいつ執筆していたのかとかどんな本を書いていたのか等の説明も一切なし。
そうこうしてる間にブルーノ青年、自己破産しちゃってる。確かに途中で銀行の融資の話とかがちょくちょく出てくるけど何かそこだけ妙にリアリティがあって悲しかった。やはり山で自給自足で暮らしていくって難しいのね。
そんなブルーノ青年に他の生き方を探せよと説得するピエトロだがブルーノ青年は眼に涙を浮かべながら「俺は山の中での生活しか知らないんだ~」と嘆き始める。いやいや、お前既に破産してるから!山で生きていけないから!!
いでもまてよ、このシチュエーションどったかで観たわ。何の映画だったかしら??
「海の上のピアニスト」の山男バージョンが観たい人にとってはピッタリの1本!
リョウ

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